先だって、函館が誇るジャズのソプラノサックス奏者 大矢内愛史さんが2月にお亡くなりになりました。
自分のところでずーっと留めておいていましたが、アナウンスされてきたのでアップします。
氏は、日本の音楽の名門 国立音大に行かれ函館を中心とした音楽活動をし、カフェ フェルマータをオーナーでもありました。
フェルマータは、昼は奥様、夜は氏が担当しjazzの生演奏もありのお店です。
ある時、友人から連絡が。
>大谷内さんが昨日亡くなりました。
>一緒に過ごした時を持つ人が、また居なくなった。
>想い出は残り、より深くなるようです。
このような短い文だが、いろんなところでつながっていた友人の悲しさが伝わってくる。
この後の5月の西部地区のバル街では「大矢内さんのフリーjazzサックスが聴けるな~」と話をしていたばかりだったのでとても驚いた。
屈指のソプラノ奏者である大矢内さんの孤高の音が聴けなくなるのは、あまりにも寂しく悲しい。
ジャズピアヒストの板橋文夫さんは国立音大の後輩で、板橋さん函館コンサートの際にはオファーがありよく共演を行っていました。また北海道のコントラバス・ベーシスト瀬尾さんとのDUOのコンサートも開催していました。
アナログレコードでのアルバムを出したことでも知られています。
五稜郭のライブハウスでの大矢内さんの古稀のコンサートでは、フルハウスの大盛況で大矢内さんのフリージャズの人気度を物語っていました。
このコンサートでは、ソプラノサックスの熱き演奏は感性を揺さぶるもので、すごいパッションが伝わるものだった。
大矢内さんが演奏していた大門ジャズフェスティバル、バル街、大町夜想、コンサートでの演奏が蘇ってくる。
大矢内さんの経営しているジャズのお店フェルマータでは、ピアノの演奏もしてくれてカウンター越しで直接お話ができ、その時には坂田明のフリージャズ「赤とんぼ」やニーナシモンの話で盛り上がったのが懐かしい。その時の大矢内さんの笑顔が忘れられない。
函館が誇るサックス奏者の大矢内さんのご逝去に合掌!
会場は、フェルマータで!
4月29日は「追悼コンサート」だったのだが、残念ながら行くことができなかった。
毎月開催のコンサートで初回に!
ある日、新聞に大きく「大矢内さんを偲ぶコンサート」を開催という記事が大きく掲載された。
フェルマータは大矢内さんが亡くなった後も奥様が昼だけの営業を行っていて、使われなくなった夜を活用し「大矢内さんを感じられる場に」と、市内のミュージシャンが毎月集いコンサート開催するということになりました。
第一弾は6月3日で、この日を心待ちにしていました。
初回はベースの吉村さんがセッションリーダー!
(上写真は、今回のコンサートをまとめたベースの吉村氏。)
今回のセションリーダーは、函館のジャズベイシスト 吉村氏で、会場につくとバンドの方が集っていて、さらにそれに呼応するように続々と集いバンド仲間の氏を想う温かいハートが伝わってきます
お客さんも続々と集まってきます。
時間となり、吉村リーダーを中心にジャズのスタンダートナンバーの演奏が始まる。
途中から参加のサックスの櫻井さんが加わり、熱いアドリブの演奏がビシバシと伝わる。
これには大矢内さん、雲の上から目を細めて見ているに違いない。
この日の演奏のワンシーン!
ここは入場無料だがワンドリンク700円のドリンクの注文が必要。
ビール、バーボンなどで軽く飲みます。
カウンター隣には、JAZZやオーディオにもお詳しい方々と隣となり初対面だったがお話ができ盛り上がりました
後ほどわかったのが個人の地下のJAZZ BARでのコンサートによく行っている方で「あ~あの時の~」ということで、世の中狭いな~と思うのでした。
大矢内さんは、自分たちの心の中で生きていて、こういう場を提供してくれました。
ありがとうございます。感謝です。
フェルマータでのコンサートは毎月、第一土曜の日で、次は7月1日(土)かな。
カレンダーに書いておこうっと。
この毎月のコンサートは「形式にとらわれない」ということで気軽に参加できます。
コンサート好きな方はぜひ。
会場でお見掛けしましたら、よろしくです。
乾杯できれば幸いです。